上海の旧日本軍慰安所は166カ所、日本の古地図を展覧会で展示―中国紙

Record China    2015年7月6日(月) 21時30分

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5日、上海師範大学で行われている展覧会で、上海市内に存在した旧日本軍の慰安所の分布図が発表された。写真は中国“慰安婦”問題研究センター。

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2015年7月5日、解放日報によると、中国“慰安婦”問題研究センターの蘇智良(スー・ジーリアン)主任は上海師範大学で行われている「血に染まった夕日“慰安婦”―旧日本軍による性奴隷の歴史記憶」と題する展覧会で、上海市内に存在した旧日本軍の慰安所分布図を発表した。22年にわたる調査で得られた資料にもとづいたものだとしており、当時日本で印刷された慰安所の記載がある上海地図3枚も展示されている。

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慰安所の記載がある日本の地図は、1937年8月15日に印刷された大日本帝国陸地測量部製の「上海街区図」、宇野商店が印刷した「虹口地区地図」、日本堂書店が発行した「1943年最新大上海地図」の3点。世界初の慰安所とされる大一サロンの記載もある。山中三平「上海陸戦隊物語」(1937年)によると、海軍陸戦隊司令部は現在の虹口区峨眉路400号の3階建て建物にあり、海軍下士官集会所が設けられていたが、これが慰安所だったという。

蘇主任によると、現在確認されている上海に存在した慰安所は166カ所。多くは現在の四川北路公園一帯にあったが、「実際にはこれだけにとどまらない」という。また、展覧会では元慰安婦の養女が母親の被害について語ったり、ある上海市民からは旧日本軍が使っていた発電機の木箱や、峨眉路400号にあった慰安所の窓の取っ手などが提供されている。(翻訳・編集/岡田)

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