2015年7月7日、韓国・マネートゥデイによると、雇用確保への不安や増える借金により、韓国国民の大半が景気回復を実感できていないとの調査結果が出た。低所得者に限らず、高所得層や資産家らも厳しい見方をしている。

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韓国現代経済研究院が韓国の成人男女810人を対象にアンケート調査を行ったところ、回答者の94．1％が「景気回復を実感できていない」と答えた。逆に「実感している」との回答は5．9％で、13年（8．9％）以降最も低い比率となった。景気回復を実感できない理由では、雇用確保の不安が42．2％で最も多く、借金の増加（29．2％）、所得の減少（22．5％）などが続いた。特に職への不安は、半年前の調査より11．6ポイントと際立って増加した。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「うそじゃなく、韓国の物価は日本より高い。給料の差はとんでもないくらいなのに」

「まさか、韓国の景気が回復しつつあるなんていうのか？」

「1997年のIMF通貨危機のときより、生活が苦しくなってる」

「朴槿恵（パク・クネ）大統領が国を駄目にした」

「回復を実感してるの5．9％は、政治家とその家族、親戚くらいかな。事実上、国民の100％が実感できていない」

「年俸が何億ウォンにもなる高所得者、エンタメ関係者、スポーツ選手から、税金をもっと取り立てろ」

「もう韓国は終わった。内需も駄目、いろいろ恩恵を受けたはずの大企業も輸出不振で駄目、出生率は最低だし、高齢化は日本並み。もう謙虚に受け止めよう」

「海外に移民したい」

「実際回復してないんだから、実感できるわけがない」

「盧武鉉（ノ・ムヒョン）大統領時代の韓国人の生活のキーワードは『ウェルビーイング』、『健康』だった。なのに今は『職』と『物価』。国が本当にひどい状態だ」（翻訳・編集/和氣）