八牧浩行 2015年7月8日(水) 12時38分
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「世界高速鉄道会議」(主催=国際鉄道連合、JR東日本)が東京国際フォーラムで開幕。世界各国の鉄道事業者の幹部や政府機関関係者ら約1200人が出席し、安全性や定時運行性の向上、技術規格の統合などについて討議している。写真は会場風景。
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2015年7月7日、世界最大規模の高速鉄道に関する国際会議・展示会「世界高速鉄道会議」(主催=国際鉄道連合、JR東日本)が東京国際フォーラムで開幕した。会議にはJR東日本のほか、ロシア、フランス、イタリア、韓国などの鉄道事業者の幹部、政府機関の関係者ら約1200人が出席。会期は10日までで、安全性や定時運行性の向上、技術規格の統合などについて討議している。
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世界の高速鉄道網の総延長は20年後には2倍に達する見込みで、米国、豪州、メキシコ、インド、ブラジル、タイ、ベトナムなどで新たな建設計画が進行中。日本の新幹線は、中国、ドイツ、フランスなどと熾烈な受注獲得競争を展開している。
日本はこの会議を、新幹線技術を売り込む機会ととらえ、官民挙げて積極的にアピール。安倍晋三首相は「現在20を超える国々で高速鉄道計画が進められている。日本の新幹線の技術を広く海外に展開し、世界に貢献したい」と挨拶した。
高速鉄道に関連する最新技術やサービスを紹介する展示会も世界高速鉄道会議と同時に開催され、日立製作所、川崎重工業など日本のメーカー各社のほか、ドイツのシーメンスや中国のメーカーも最新の技術を展示している。(八牧)
■筆者プロフィール:八牧浩行
1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務めたほか、欧州、米国、アフリカ、中東、アジア諸国を取材。英国・サッチャー首相、中国・李鵬首相をはじめ多くの首脳と会見。東京都日中友好協会特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著・共著に「中国危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外国為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。
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