2015年7月13日、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で、「中国に民主がないのはなぜか？」と題する書き込みが注目を集めている。

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書き込みは、「答えは簡単である。政治の進歩には犠牲が必要だが、中国では誰も社会を前進させることに対する責任を負いたがらず、みんながうまい汁を吸おうとしているからだ」とし、「魯迅の“人血饅頭（人血を塗った饅頭。肺病に効くとされた）”から、現在の“悪徳役人を憎みながら、競って公務員になる”こと。これらにはすべて同じ心理が見て取れる。それは、みんなが『うまい汁を吸いたい、損したくない』と考えていることだ」としている。

この書き込みに対して、ほかのネットユーザーからは次のようなコメントが寄せられている。

「まったくその通りだよ」

「民主がなければ、それは破滅への道」

「なるほどね。ようやくわかったよ」

「全国民が腐敗した国」

「中国人の奴隷根性は昔から」

「でも、それを解決する方法ってあるの？」

「民主も唯一の普遍的な価値を有しているわけではない。国情に合わせて判断しなければ。中国人の素養は低い。だから、欧米のモデルをそのまま持ってきても成功しない。そんなことをすれば中国は大混乱に陥る」

「どんな制度でも、自分勝手で強欲な人間がいて利害が交錯すれば問題は起きる」

「今の人が自由とか民主とか笑っちゃう。国にどんな民がいるかによってどんな政府が生まれるかが決まるんだよ」

「汚職役人は、みんながうらやましがっているからこそ恨まれる。大学入試のときに先生が、しっかり勉強して良い大学に入らないと横領もできないぞって言ってた（笑）」

「そんなことを言うなら、おまえが犠牲になればいいだろ。ちょっと外国の洗脳掲示板を見て、世の中を知った気になってる偉そうなやつが一番ムカつく」

「何が民主なの？世論？そんなのは簡単にコントロールできるよ。小さいことを決めるのもいちいち投票してたら面倒臭くないのか？」

「『得をしたい、損したくない』ってのは、人として至極正常な思考じゃないのか？」

「民主を求めているのは、現在の自分の生活に不満を持っている人。金持ちとの差があり過ぎるとか、他人が享受できていることを自分はできないとか。民主はただの口実に過ぎない。他人が金や権力を持っていれば、結局同じこと」（翻訳・編集/北田）