中国の国産大型旅客機「C919」、受注は順調に推移=ボーイングとエアバス2大巨頭の天下も間もなく終了?―韓国紙

Record China    2015年7月17日(金) 9時37分

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14日、韓国紙・朝鮮日報は、中国の国産大型旅客機「C919」の受注が順調に増加しているとした上で、中国国内での実績の積み重ねと低価格で世界進出を目指す高速鉄道と同様に、いずれボーイングやエアバスを脅かす存在になるだろうと報じた。

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2015年7月14日、韓国紙・朝鮮日報は、中国の国産大型旅客機「C919」の受注が順調に増加しているとした上で、中国国内での実績の積み重ねと低価格で世界進出を目指す高速鉄道と同様に、いずれボーイングやエアバスを脅かす存在になるだろうと報じた。中国・参考消息(電子版)が伝えた。

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新華社によると、中国が自主開発している大型旅客機「C919」の受注数が507機に達した。同じく自主開発中の中型旅客機「ARJ21−700」の受注数は308機で、「中国国産の民用飛行機が世界の大空を羽ばたく時代が間もなく訪れ、世界の航空機市場の局面が大きく書き換えられるだろう」と予想する関係者もいる。

中国現代国際関係研究院世界経済研究所の陳風英(チェン・フォンイン)氏は、「中国はかつて、飛行機1機を購入するために、シャツ8億枚を売らなければならなかった」と話す。こうした状況を打破するため、中国政府は今年5月、25年までに中国製造業の競争力をドイツや日本並みに引き上げることを目指した政策「中国製造2025」を発表した。中国国内の実績と低価格を武器に世界進出を目指している高速鉄道と同様に、中国製航空機がやがて、世界の大空を飛び回る時代がやってくる可能性もある。

ボーイングは昨年9月、「中国は20年以内に米国を超え、世界最大の旅客機市場になる」との予測を発表。今後20年間に中国では旅客機6020機、金額で8700億ドル(約107兆2710億円)ものニーズが生まれる。旅客機の保有台数は現在の3倍以上になる。

空港の整備も急速に進んでいる。中国民用航空局の李家祥(リー・ジアシャン)局長は、「中国の大部分の地域を航空ネットワークで結ぶため、毎年100カ所の空港を建設し、現在400余りの空港数を30年には2000カ所以上にする計画だ」と語る。

C919の製造には、中国の大学20校や企業200社以上が参加しており、ライバルはエアバス320とボーイング737になるという。ただし、02年から開発に着手し、09年には引き渡しが終わる予定だったものの、いまだ実現していないARJ21の例からも明らかなように、国産機の製造が安定軌道に乗るためには、まだかなりの時間が必要になるとみられている。(翻訳・編集/秋田)

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