2015年7月14日、韓国・KBSテレビは、韓国政府がイランの核問題協議の最終合意を歓迎するとともに、これが北朝鮮に対しても相当な圧力になると期待を抱いていると報じた。

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イランの核開発問題協議が合意をみたことにより、核問題をめぐっては北朝鮮のみが孤立する形となった。韓国の洪容杓（ホン・ヨンピョ）統一相は14日、ソウルでの記者会見で「イランの核協議妥結は北朝鮮にも圧迫効果がある」とし、「（北朝鮮が）正しい選択をするよう韓国政府が協力を続けていく」と述べた。

しかし一方で、核開発段階にあったイランと、すでに核実験を実施し、核の保有を宣言している北朝鮮とでは、同様に捉えることは難しいとの慎重論も出ている。韓国のネットユーザーから寄せられたコメントも、悲観論が大半を占めた。

「北朝鮮には、米一粒すら支援しては駄目だ！」

「北朝鮮には核以外に何もない。そう簡単に手放すだろうか？」

「対北政治に関しては、朴槿恵（パク・クネ）大統領の方がましだ。盧武鉉（ノ・ムヒョン）や金大中（キム・デジュン）は虎の子を育ててしまった」

「3代も世襲してるやつらだ。イランより何倍も厄介だよ」

「イランは制裁が解かれれば売り払う石油があるけど、北朝鮮には何も売る物がない。既にすべてを失った状態だから、封鎖し続けても失う物がないんだ」

「北朝鮮のやつらはイランとは違う。絶対に戦争を選ぶだろう」

「北朝鮮はイランが裏切ったと思っている」

「韓国にとって良いこととは限らない。朝鮮半島を中心に激しい外交戦が行われる中、朴槿恵政権がやることは、屈辱外交しかない」

「北朝鮮が、イランが放棄したからって放棄するようなやつらだったら、とっくに放棄してたよ」（翻訳・編集/和氣）