中国でまことしやかに流れる「中国はバブル期の日本そっくり」説、専門家は否定的―中国紙

Record China    2015年7月19日(日) 14時9分

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16日、中国でこのところ「中国は1973年の日本とよく似ている」という説がまことしやかに流れている。

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2015年7月16日、環球時報によると、このところ中国で、「中国は1973年の日本とよく似ている」という説がまことしやかに流れている。

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1973年は日本のバブル経済の端緒とされ、当時の日本の経済や不動産価格、企業などは現在の中国と相似点が多い。日本メディアの間で「中国経済の黄金時期は間もなく終わる」との見方が出ているほか、中国でもこうした説に肯定的な見方を示す専門家がいる。

しかし、否定的な見方を示す専門家もいる。中国商務部研究院の唐淳風(タン・チュンフォン)研究員は、「両者は比べられるようなものではない」とし、当時の日本は1970年代直前になってようやく独自の経済成長を遂げるようになったが、中国は現在まで30年にわたって高い経済成長を続けており、当時の日本とは完全に異なると指摘している。

日本の中国研究院の専門家・陳言(チェン・イエン)氏も否定的な見方を示す。1973年の日本は世界第2の経済大国になったが、経済力は世界全体の6%前後を占める程度で、米国が40%を占める状況だった。しかし現在は、中国の経済力は10%を超え、米国は20%であり、「状況はまったく異なる」と指摘している。

また、「1980年代の日本と似ている」といった見方も出ているが、現在は新興国が先進国に対抗する存在になるなど、やはり取り巻く状況は異なると、中国の現代国際関係研究院の専門家が指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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