2015年7月17日、韓国・中央日報によると、韓国国会が16日に開いた中東呼吸器症候群（MERS）対策特別委員会で、議員の間から保健福祉部を非難する声が上がった。環球網が伝えた。

【その他の写真】

同会議では上程されたMERSをめぐる今後の対策案に対し、「期待値に達していない」との指摘が出た。対策案には、疾病管理本部を引き続き保健福祉部の下部組織とする内容などが盛り込まれているが、人事や予算など組織運営の大半を同部がコントロールすることになるため、最大野党に所属するある議員は疾病管理本部を独立した組織に格上げすることを要求。別の議員も対策案を批判し、「今回のMERS拡散は政府のずさんな対応が原因。疾病管理本部を保健福祉部の下に置いていることで臨機応変な対応が取れず、初動の遅れを招いた」と指摘した。（翻訳・編集/野谷）