2015年7月20日、韓国・聯合ニュースによると、さまざまな分野の研究者・学者らで構成された「安全保障法案に反対する学者の会」が、安倍政権の安全保障法案を廃案にするよう求める声明を発表した。

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声明の発表に先駆け、ノーベル物理学賞受賞者の益川敏英京大名誉教授は「首相の判断で戦争ができる法案だ」と懸念を表明。学者の会には20日までに日本の学者・研究者およそ1万1000人が参加の意思を明らかにしている。声明発表の場には、上野千鶴子東京大学名誉教授、吉岡斉九州大学教授など約150人が参加した。声明は、「違憲性がある法案が衆院で強行採決されたことは、立憲主義と民主主義の破壊であり、国民世論を無視した独裁政治であることを示した」とし、「学問と理性、知的な思考そのものを無視している」などと批判した。

この報道に、韓国のネットユーザーから多くの意見が寄せられている。

「これが本当の学者の姿だ」

「日本は嫌いだが、彼らの行動は気に入った」

「日本には良心的な学者がまだ生きているんだな」

「保守右派勢力が独裁を目指すのは韓国と同じだな。でも日本には良心のある学者がまだ残っている」

「日本の学者たちは燃えたぎる良心を持って出てきているのに、大韓民国の学者は何をやっているんだ？」

「どの国でも、既得権者が反対派を押さえつける時に使う名分が『安全保障』だ」

「日本政府と右翼は侵略戦争を否定するが、日本国民はみんな分かっている」

「この問題に沈黙する韓国はやはり親日派の植民地のようだ」（翻訳・編集/三田）