2015年7月21日、不正会計問題をめぐり、東芝の田中久雄社長、佐々木則夫副会長、西田厚聡相談役の歴代3社長が辞任したことについて、韓国・電子新聞や聯合ニュースが伝えた。

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同社が20日に公表した第三者委員会の報告書などによると、2008〜14年度にかけ、不適切な会計処理に伴う決算の修正（水増し）額が1518億円に上っており、経営トップも利益水増しの事実を認識しながら是正が行われなかった。

韓国メディアが注目したのは、東芝で社長が各事業部門に課していたという「チャレンジ」と呼ばれる過剰な目標と、報告書が指摘した「上司の意向に逆らうことができないという企業風土」だ。聯合ニュースは「上司に絶対服従するという企業文化や無謀な目標値が不正会計を招き、東芝をむしばんだ」と報じた。

これについて韓国のネットユーザーからは、韓国の企業文化との類似に着目するコメントが数多く寄せられている。

「韓国もこういう企業が知らず知らずのうちにかなりの数に上るだろうな。上の命令に黙って従わなければいけない軍隊式文化は効率的だけど、問題は、上の人間が間違ったとき、簡単につぶれることもあるということだ」

「（韓国の）大宇造船海洋の損失隠しは2兆ウォン（約2200億円）以上だ。悪いことにかけては、韓国も負けてない」

「韓国は日本を追ううちに、官僚主義まで学んでしまった」

「韓国の年寄りもこの問題を胸に刻んでおくべきだ」

「ちょっと待った。これ、うちの会社のことでは？」

「LG電子そのものだね」

「東芝も不正会計までしたら、もう終わりだね」

「それでもハードは東芝！」

「こういうときに、先進国なら捕まえて処罰して、責任者が辞任する。韓国は後進国だから、不正をしてもお茶を濁して終わり」

「責任を取って歴代社長が退くのは正しい姿」（翻訳・編集/和氣）