2015年7月27日、韓国・朝鮮日報によると、日本と中国が関係改善に向け動き出していることについて、韓国政府は「北東アジア地域の平和と安定に貢献するため、歓迎する」との立場を明らかにした。

【その他の写真】

三菱マテリアルは24日、第2次大戦当時に強制徴用した中国人被害者に謝罪と補償をすることを明らかにした。また、安倍首相の側近である谷内正太郎国家安全保障局局長は16日、中国を訪問し、万全国（ワン・チュエングオ）国防部部長と会談した。万国防部部長が日本政府高官と個別会談するのは習近平（シー・ジンピン）体制発足以来初めてで、中国側の厚遇が際立った。

こうした動きについて、韓国政府関係者は26日、「日本と中国の関係が改善すれば、韓国が目指す日中韓首脳会談の年内開催や北東アジア平和協力構想にもプラスになる」と述べ、日中が韓国を仲間外れにし、韓国が孤立する可能性は低いとの見方を示した。また、ある外交筋は「日中は北東アジアの覇権をめぐって争っている。戦略上、協力することはあっても、本当に関係を改善させることは難しい」と指摘している。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「朴槿恵（パク・クネ）政権にできることって国を台無しにすること？」

「日本と中国はお互いに何かをたくらんでいるようだ…」

「言い訳だけは得意。税金を引き上げることしか頭にない無能な韓国政府」

「日本と中国のことは放っておけばいい。朝鮮半島と米国の密月時代を作って、独島（日本名：竹島）を略奪しようとする日本と歴史を歪曲（わいきょく）する中国を一気にやっつけよう」

「孤立していればいいよ。韓国政府が日本の頭脳に勝てるわけがないのだから」

「いや、孤立だ。日本や中国と違い、韓国人は感情で外交をする。その結果がこれ」（翻訳・編集/堂本）