深セン航空機の放火未遂事件、目撃者が語る緊迫の機内=「男は乗客を刃物で脅した」―中国

Record China    2015年7月27日(月) 10時38分

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26日、中国紙・新京報は同日未明に深セン航空機内で発生した放火未遂事件で、事件を目撃した乗客の話を掲載した。写真は深セン航空機。

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2015年7月26日、中国紙・新京報は同日未明に深セン航空機内で発生した放火未遂事件で、事件を目撃した乗客の話を掲載した。

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26日午前1時ごろ、中国浙江省台州市から広東省広州市へ向かっていた深セン航空ZH9648便(乗客95人、乗員9人)に乗り合わせた男性乗客によると、着陸態勢に入るための機内アナウンスが終わってすぐに、手に新聞紙を持った50代の男がエコノミークラスからファーストクラスに向かって歩いて行った。

すると、ファーストクラスの方から悲鳴とともにガソリンのような異臭と黒煙が流れ込んできた。近くの乗客がファーストクラスとエコノミークラスを仕切っているカーテンを開けると、消火器を持った乗務員2人が炎を消そうとしている姿が見えた。男が火をつけたのはファーストクラスの後ろから2列目左の通路側座席。男はその後、エコノミークラスに戻ってきたが、手には刃物を持ち、「おとなしくしろ」と乗客を脅した。その際、乗客の1人が手の甲を負傷した。

この時、男性乗務員が男の前後に1人ずつ立ちはだかり、男の進路を妨害。そのすきに、女性乗務員がエコノミークラスの女性や子どもを後部座席に誘導した。男性乗客には棚の手荷物をすべて通路に置くよう指示した。この間に男は2度目の放火を行ったが、火はすぐに消し止められた。その数分後に同機は広州白雲国際空港に着陸。滑走路付近にはすでに消防車や公安車両が待機しており、乗客は全員緊急脱出スライドで脱出した。

「容疑者の男も脱出スライドで外に出た。私が見た時には男は地面にうつぶせになっていて動かず、どこかけがをしているようだった。そばにいた係員が数人で男を押さえ込んでいた」と目撃者は話している。(翻訳・編集/本郷)

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