2015年7月27日、韓国・ヘラルド経済によると、最近、韓国のヨーロッパ旅行情報共有サイトに、旅行中に人種差別的な扱いを受けたという韓国人の体験談が相次いで寄せられている。

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「2人の女の子が車の窓を開け、目を細めるまねをして見せた」、「白人の女の子がせせら笑いながら中指を突き出してきた」、いずれも、韓国人旅行者が体験談として掲示板サイトに掲載した内容だ。女性ひとり旅の被害が最も多いが、中には男性の投稿も少なくない。他にも、白人の観光客とは異なる不親切なサービスをされたとか、街中で訳もなくばかにされたり脅されたりといった例もある。

専門家らは、以前から人種差別は存在していたものの、世界的な景気の停滞やヨーロッパでの民族主義の台頭により状況が変わってきていると警告するとともに、明確な抗議の意思を表明すべきだと指摘している。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「他人を見て自分たちも学ぶことができる。韓国も人種差別がひどい」

「オーストラリアに行ったとき、僕だけがアジア人だったからか、空港でかばんを開けさせられ、別室で検査された。オーストラリアにはもう行きたくない」

「現実はこんな状態なのに、韓国はどうして外国人観光客に税金優遇をしようとするんだろう？」

「ヨーロッパの人たちは、韓国に来たら特別待遇だ」

「差別を受けにわざわざお金を使って行くのか？人情ある韓国の名所を旅行しようよ」

「残念だけど、韓国人が東南アジア人に対してしているのと同じことだ」

「それでも東洋人のイメージが良いのは、親切な日本人のおかげらしい」

「日本では前は差別されなかったけど、最近感じるようになった。日本人は嫌でも顔に出さなかったけど、最近ではまた違った雰囲気になっている。だから、日本では英語を使うのが良い」

「東南アジアやアフリカの人たちが韓国に来たら、もっとひどい差別を受ける」

「まず自分たちから直そう」（翻訳・編集/和氣）