<世界同時株安>東証株価乱高下、上海株持ち直しで午後下げ幅縮小―中国経済情勢にらみ、依然不安定な動き

八牧浩行    2015年7月28日(火) 17時14分

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28日、世界各地の株式市場で下落基調が継続。東京株式市場の日経平均株価は前日比21円21銭安の2万0328円で終了した。下落は3営業日連続。市場関係者は「上海市場の動向をにらんでの不安定な取引が続いている」と見ている。写真は東京証券取引所。

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2015年7月28日、世界各地の株式市場で下落基調が継続。東京株式市場の日経平均株価は前日比21円21銭安の2万0328円で終了した。下落は3営業日連続。中国・上海株の動向に翻弄される展開となった。

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日経平均株価は大幅続落して始まり、午前中一時前日比270円安と2万100円を割り込む水準まで売られた。27日の上海株が8.5%下落、つれて欧米市場の株価が続落したことが連鎖した。

その後、28日の上海株が持ち直したため、午後の日経平均は下げ幅を急速に縮小。プラスに転じる場面もあった。大引けにかけては上海株が再び売られたことや、模様眺め気分が広がり小幅安となった。

東証株価が乱高下の展開となったことについて市場関係者は「投資家のリスク回避姿勢が強まっており、上海市場の動向や中国経済情勢をにらんでの不安定な取引が続いている」と見ている。(八牧)

■筆者プロフィール:八牧浩行

1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務めたほか、欧州、米国、アフリカ、中東、アジア諸国を取材。英国・サッチャー首相、中国・李鵬首相をはじめ多くの首脳と会見。東京都日中友好協会特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著・共著に「中国危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外国為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。

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