日本で繰り広げられたロッテグループの経営権争い、韓国創始者の長男「クーデター」は失敗し、次男が完勝―韓国メディア

Record China    2015年7月30日(木) 12時17分

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30日、環球時報は韓国メディアの報道を引用し、ロッテグループで経営権をめぐり兄弟で争いがあったが、長男の「クーデター」失敗により幕を閉じたと伝えた。写真は韓国・ソウルのロッテマート。

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2015年7月30日、環球時報は韓国メディアの報道を引用し、ロッテグループで経営権をめぐり兄弟で争いがあったが、長男の「クーデター」失敗により幕を閉じたと伝えた。

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韓国・聯合ニュースによると、事の始まりは27日、ロッテグループの創業者である辛格浩(シン・ギョクホ)総括会長の極秘来日。長男・辛東主(シン・ドンジュ)が主導した来日で、格浩総括会長は韓国のロッテグループに内密のままロッテHDに姿を現し、次男の辛東彬(シン・ドンビン)を含む日本ロッテHDの理事6人を解任した。これが、93歳と高齢の格浩氏を利用し、東主前副会長が弟である東彬会長を追いやろうとした「クーデター」とみられている。

しかし東彬氏は、6人の理事解任は正式な理事会を経ていないとして、即座に反撃。28日午前には日本ロッテHDの緊急理事会を開き、格浩会長が代表権を外れることを決定、名誉会長に就く人事を決めた。今後は東彬会長を中心に、日韓ロッテの経営統合が強化されると予想される。

韓国・朝鮮日報は29日の報道で、「長男のクーデターは失敗に終わり、次男の体制はより強固となった。韓国の財界人は、『今回の騒動から、次男が日本ロッテHD理事会を掌握し、株の保有においても優勢であると分かる。次男の完勝だ』と語っている」と報じた。依然、長男に反撃の余地はあるとの見方があるが、韓国・KBSは「兄弟の経営権争いは収束し、今後は次男が完全に経営権を握る」と伝えている。(翻訳・編集/内山)

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