アジアの優良上場企業50社、中国が半数占める、日本はわずか1社―米フォーブス誌

Record China    2015年7月31日(金) 20時29分

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31日、フォーブス誌はこのほど、「2015年アジアの優良上場企業50社」を発表した。写真はレノボ広告。

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2015年7月31日、フォーブス誌はこのほど、「2015年アジアの優良上場企業50社」を発表した。中国からは過去最高の25社がランクインした。10年前の同リストで中国からランクインしたのはレノボ1社のみ。人民網が伝えた。

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▼中国企業が半数占める

同リストのうち、中国企業は半数の25社を占めた。業界はインターネット、製薬、農業、電子部品、建築、自動車など様々な分野にわたる。

市場価値・売上高から見ると、やはりテクノロジー企業が他を圧倒している。最も市場価値の高い企業は騰訊(テンセント)で、市場価値は1765億ドル(約21兆9000億円)と、2位のインド・タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)の2倍以上だった。売上高が最大の企業はレノボ(463億ドル。約5兆7500億円)で、2位のインド・タタモーターズをわずかに上回った。2社のランキングは2014年と変わっていない。

中国は5年連続で国別トップとなり、インドも5年連続で国別2位につけている。今年ランクインしたインド企業は10社、韓国は4社で3位だった。かつては多くの企業がランクインしていたオーストラリアと日本は「没落」し、オーストラリアは今年はゼロ、日本はわずか1社となった。

▼中国経済の縮図

フォーブス誌は、「リストから中国経済のファンダメンタルズが依然として力強いことが推測される」と指摘する。事実、同リストからはBRICS諸国の実力が徐々に強まっていることだけでなく、中国経済発展の縮図も見て取れる。

中国人民大学財政金融学院の趙錫軍(ジャオ・シージュン)副院長は、「限定性があるものの、リストには現在の中国経済発展の段階的な特徴が反映されている。中国の上場企業は目覚しい業績をあげている。その理由は、中国の市場規模が大きく、経済発展のスピードが速いためだ。また、中国は上場企業の数も多い。中国と日本を例にとると、中国の経済規模は日本の倍に当たる。つまり、上位にランクインした中国の大企業の数も、日本の倍以上となって当然ということ。日本は研究開発で強みを持つが、我々にも後発の強みがある。企業の収益能力は随時変化する。核心的な競争力をつけ、発展方向を政府の戦略と合致させ、市場のニーズにも合わせられる中国企業は、将来有望と言える」と指摘した。(提供/人民網日本語版・翻訳/SN・編集/武藤)

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