中国外相が南シナ海の埋め立て中止を表明、フィリピン政府は「新しい島しょがすでに造成されたため」と認識―ASEAN外相会議

Record China    2015年8月6日(木) 20時10分

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5日、中国の王毅外相はマレーシアで行われたASEANとの外相会議で記者団に、南シナ海の南沙諸島で行っていた岩礁の埋め立て作業を「中止した」と述べた。写真は南シナ海。

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2015年8月5日、中国の王毅(ワン・イー)外相はマレーシアで行われたASEAN(東南アジア諸国連合)との外相会議で記者団に、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島で行っていた岩礁の埋め立て作業を「中止した」と述べた。周辺国との緊張を緩和するための発言とみられる。6日付で中国・FX168財経網が伝えた。

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中国は今年6月、岩礁の埋め立て作業がまもなく完了するとの見通しを示した上で、造成された人工島には引き続き、軍事目的などに使う施設を建設する計画だと明らかにしていた。

フィリピン外務省のチャールズ・ホセ報道官は、「中国が埋め立て作業を中止したのは、新しい島しょがすでに造成されたからだ」とした上で、「中国による次の段階の施設建設は環境を破壊するものと認識している」と述べた。(翻訳・編集/柳川)

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