2015年8月6日、韓国・京郷新聞は、安倍晋三首相の自民党総裁無投票再選が有力視されている中、「変化の兆しが表れてきた」と伝えた。

【その他の写真】

「アベノミクス」による経済活性化によって得た国民の高い支持を背景に、安倍首相の自民党総裁無投票再選が確実視されていたが、ここに来て状況が変化している。集団的自衛権を反映した安保法案を国会で強行採決したことで政府の支持率が低下しつつあり、自民党内の潜在的な競争相手が徐々に声を上げ始めている。日本メディアによると、石破茂地方創生担当相が最近、政権をけん制する発言をしており、総裁選出馬に意欲を持っているのではないかという観測が出ている。石破担当相は先月2日、事実上の派閥である「無派閥連絡会」の集まりで、「権力を持っている人は、いかにそれを抑制的に使用するか考えなければならない」と述べた。さらに自民党内の代表的なハト派で知られる「岸田派」の岸田文雄外相と石原伸晃元環境相も「安倍支持」の意思を明確に示していない。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「まともな考えの人だったら安倍を再選させるわけない」

「韓国にも安倍支持者がいる。セヌリ党幹部や、親日発言をした朴槿令（パク・クンリョン）夫婦、親日派のやつらがそうだ」

「朴槿令よ、お前が日本に行って総裁選に出ろ」

「石破って、幹事長のときに独島（日本名：竹島）問題で韓国に『最大限の配慮』って発言したやつだろう？」

「日本の有名な戦国武将に例えると、小泉元首相が織田信長で、安倍首相が豊臣秀吉、そして石破氏が徳川家康のような気がする。石破氏が安定政権を樹立するのではないか」（翻訳・編集/三田）