激増するベトナム人密入国者、中国人に代わって広東省製造業支える―英メディア

Record China    2015年8月11日(火) 9時6分

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8日、参考消息網は記事「大量のベトナム人労働者が中国に違法入国」を掲載した。ベトナム人労働者の中国密入国が激増しているという。その多くが広東省の珠江デルタ地域で工場労働者として働いている。写真はベトナム人労働者。

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2015年8月8日、参考消息網は記事「大量のベトナム人労働者が中国に違法入国」を掲載した。

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6日付のBBCによると、ベトナム人労働者の中国密入国が激増している。その多くが広東省の珠江デルタ地域で工場労働者として働いている。現地を取材すると、多くの工場でベトナム人労働者の姿が目についた。またミャンマー人、ラオス人の姿もある。当局も見て見ぬふりをしているのが現状だ。

違法労働者の増加は中国経済が転換点に差し掛かったことを示している。中国製造業は膨大かつ廉価な労働力を背景に輸出で利益をあげてきた。しかし高齢化が進み労働者の賃金が上昇した結果、中国国内の労働力供給が不足していることを示している。

こうした中、一部の製造業は中国西部やベトナム、カンボジアに移転しているが、もう一方で違法労働者を雇用する動きが進んでいる。密入国する労働者にとっても中国の仕事は魅力的だ。広西チワン族自治区で取材したベトナム人は、中国なら毎日100元(約2000円)の給与がもらえると明かし、「稼ぐには中国は最高の場所だ。今後ますます多くのベトナム人が来るだろう」と話している。(翻訳・編集/増田聡太郎

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