2015年8月9日、参考消息網は、海外高級ブランドが日本に回帰していると伝えたうえで、訪日中国人観光客の増加が要因の一つであると伝えた。

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不動産サービス大手のCBREによると、14年に銀座など主要3地域で12店の高級ブランド路面店が開店。1979年の調査開始以来最も多かったという。さらに日本メディアは、ヴェルサーチが今秋6年ぶりに大型店を銀座に開くと報じている。

海外の高級ブランドの路面店が増えている要因について報道では、日本国内で富裕層が増えていることと、中国人観光客の増加を挙げた。世界高級品市場の30％の消費は中国人本土客によるもので、うち半分以上が海外での消費。かつて中国人本土客の主要消費地は香港やマカオだったが、14年に香港で中国本土客に対する反感が高まり、香港を訪れる中国本土客数にも影響。

一方で、15年上半期の訪日中国人観光客は前年比倍増の217万人を記録。こうした現状に海外の高級ブランドは、香港やマカオに代わる存在として日本に目を向けているという。（翻訳・編集/内山）