2015年8月13日、参考消息網は、中国の大幅な人民元切り下げを受け「中国人旅行者の海外での消費活動が大きな打撃を受ける可能性がある」と伝えた。

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ロイター通信が12日報じたところによると、海外を旅行する中国人客は年間のべ1億人を超えている。多くの中国人にとってショッピングは旅先での楽しみの一つ。国内の半額ほどで買える香水、服などのぜいたく品が目当てになっている。アナリストによると、中国人によるぜいたく品支出は世界全体の45％を占める。10年前はゼロだったのが急激な伸びだ。欧州ではぜいたく品支出の3分の1は中国人によるという。

しかし、今回の大幅な人民元切り下げにより、中国人の海外での購買意欲がそがれる可能性がある。アナリストは「ダメージを受けるのは確実だ。企業は価格設定に苦慮するだろうが、かじ取りは難しい」と話している。（翻訳・編集/大宮）