中国人と台湾人の生活水準、どれだけの差がある?(1)=月収、物価、住居費―中国メディア

Record China    2015年8月19日(水) 15時33分

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17日、「中国人ってパソコンも買えないんだって」「中国人は朝食に味つけ煮卵も買えないんだって」など、台湾では長らくこのように中国人の貧しい生活を形容してきたという。このほどある中国メディアが、両者の生活実態の違いを調べてまとめた。写真は台北市。

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2015年8月17日、「中国人ってパソコンも買えないんだって」「中国人は朝食に味玉(味つけ煮卵)も買えないんだって」など、台湾では長らく「中国人は○○も買えない」とその貧しい生活を形容してきたという。中台間に交流が途絶え、互いの実情を直接に知ることができない期間が長く続き、一般市民らは互いの生活に憶測を交えた情報しか伝え聞くことができなかったのだ。このほど、中国メディア・網易(NETEASE)は「中国人と台湾人の生活水準、どれだけの差があるの?」と題し、両者の生活実態の違いを調べてまとめた。

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1)平均月収:台湾人は中国人の4倍

ある報道によると、14年の台湾人の平均月収は4万8000台湾ドル(約18万4000円)。対して、中国国家統計局の調べによる同年の中国人の平均月収は4694元(約9万1000円、農村部を含まず)。しかし中国では業種によって給与水準の格差が大きく、公務員や金融・不動産・エネルギー業界などの就業人員の収入がこの数値を大幅に引き上げていると考えられる。対して、台湾ではさほど収入格差が大きくない。この事実を加味して計算すると、両者の給与水準の格差は少なくとも4倍と考えられる。

2)物価(日用品):台湾は中国の2倍

日常生活に密接にかかわる物に関しては、台湾の物価は中国の2倍という印象だ。台北市の市場をのぞくと、台湾では野菜類が総じて500gあたり10元(約190円)、鶏肉や豚肉が500gあたり30元(約580円)、野菜まんが1個1元(約19円)といった価格帯だった。

3)住居費:最高地価ではほぼ同水準

中国に比べ、高層マンションの少ない台湾。住宅価格は相当高く、台湾人が生活に抱える不満のトップ10に入ると言われている。台北市の不動産価格は1平方メートル当たり2〜8万元(約39万〜155万円)。台湾第2の都市である高雄市では同じく4000〜2万5000元(約7万8000〜48万5000円)。台湾で最も地価の高い場所(台北市中心部)では同じく20万元(約390万円)だという。一方、中国の13年の調べによると、国内で最も地価の高い10都市の平均額は1平方メートル当たり2万5000元(48万5000円)。最も地価の高い上海市某所では同じく19万元(約370万円)だった。(つづく)(翻訳・編集/愛玉)

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