2015年8月27日、環球時報は、スイスの人気観光スポット・リギ山を訪れる中国人観光客が激増したことで地元の反発を呼んでいると報じられた問題で、リギ山を走るリギ鉄道の責任者への取材内容を掲載した。

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スイス紙・ブリックは先ごろ「リギ山が中国警報を発令」との文章を掲載し、山を訪れる中国人観光客の増加で市民は迷惑がっていると紹介した。地元の観光客から「中国人観光客が車内で痰を吐き、別の客の靴にかかった」とのクレームもあり、リギ鉄道は今年7月からアジアの観光客に向けた専用列車をテスト導入。9月に正式運行を始める予定だが、中国人べっ視ではないかとの批判も出ていた。

これに対し、同社責任者は「報道は誇張されている」と差別説を否定し、専用列車の導入は観光客の分散を図るためだけの措置だと説明。この一方で、中国人観光客の増加ペースに戸惑いも見せており、「大勢のスイス人がこの状況になじんでいない」と語った上で、観光地では中国人観光客のための撮影スポットを用意したり、トイレ清掃に力を入れていると紹介した。（翻訳・編集/野谷）