朴槿恵大統領が綱渡り外交、苛立つ米国=韓国ネット「米国が露骨に日本寄りだからだ」「実利のため中国と手を握る」

Record China    2015年9月1日(火) 5時33分

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31日、韓国・文化日報は朴槿恵大統領の「綱渡り外交」が失敗した時に米国からの批判の声が大きくなることへの懸念を示した。

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2015年8月31日、韓国・文化日報は朴槿恵(パク・クネ)大統領の「綱渡り外交」が失敗した時に米国からの批判の声が大きくなることへの懸念を示した。

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米国では8月25日の南北合意を契機に急速に進展している南北関係に慎重論が起きている。2012年2月に米朝合意に至ったが、同年4月に北朝鮮の長距離ミサイル発射で合意が決裂し、米国内には北朝鮮は信用できないという雰囲気が残っており、朴槿恵政府の対北政策をまずは見守ろうという傍観的傾向が支配的だ。しかし、根底には韓国の対北朝鮮政策だけでなく、対米・対中のバランス外交に対する不快感が見える。ワシントンでは過去に盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府が米国を苛立たせた「バランサー外交」(韓国が北東アジアのバランサーの役目を果たすという盧武鉉元大統領の宣言)が再演されるのではないかとの懸念が頭をもたげている。

朴槿恵大統領の中国抗日戦争勝利70周年軍事パレード出席の決定に対しても「尊重する」(国務省)というのが米国の公式の立場だが、ワシントンでは以前から出席は不適切という意見が主流で、朴槿恵政府が北朝鮮との関係進展に失敗したり、米中間で綱渡り外交をしている中、片側に傾くようなミスを犯したりすると、米国内で一気に朴槿恵大統領の歩みを批判する声が高まるとの観測が優勢だ。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「米国が露骨に日本寄りだから、韓国が中国寄りになるのだ。これが綱渡りだ」

「米国が韓国より日本を優先する以上、韓国がますます中国と利害関係が合致してしまうのは仕方ないだろう」

「日本寄りの米国には中国が特効薬だからな」

「われわれも日米の接近が不快」

「これもある意味心理戦だ。米国は日韓関係が良くない中、最近ずっと日本を後押ししている。だから韓国が実利のために中国と手を握るだけのことではないか。何も批判されることもないし、苛立つ必要もない」

「今回の軍事パレード出席は米国に対する不満の表現の意味もあるのではないか?」

「中国に近づいたら統一の可能性もあるが、中国から離れて米国に近づいたら、統一は永遠に不可能になる」

「中国とは親しくしているが、そろそろ米国にも近づく準備が必要だ」

「最近、反米、反日、親中になっている。いつから親中が愛国保守になったのだ。いい加減にしろ。戦争が起きたら、すぐそばで一緒に戦ってくれるのは米国だけだ」

「中国のように巨大質量の国の隣にいたら、最終的には吸収されてしまう。ブラックホールだ。仕方ない」(翻訳・編集/三田)

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