日本軍を愚鈍化した抗日神ドラマ、中国人の約5割が「歴史歪曲」と回答=中国ネット「日本人は馬鹿だと信じてた」「これは中国版SFだ!」

Record China    2015年9月3日(木) 8時1分

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1日、素手で日本兵を切り裂くといった奇抜な演出で知られる、いわゆる「抗日神ドラマ」に関する意識調査の結果、5割近い中国人が「抗日神ドラマは歴史を歪曲(わいきょく)している」と考えていることが分かった。写真は抗日ドラマ。

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2015年9月1日、素手で日本兵を切り裂くといった奇抜な演出で知られる、いわゆる「抗日神ドラマ」について中国青年報が意識調査を行った結果、5割近い中国人が「抗日神ドラマは歴史を歪曲(わいきょく)している」と考えていることが分かった。

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調査は2000人を対象に実施され、「歴史を歪曲し、基本的な歴史観に欠けている」と考える人は46.8%に達した。さらに「青少年の抗日戦争に対する認識に誤解が生じる恐れがある」「いい加減なドラマが氾濫する責任は審査当局にある」と答えた人はそれぞれ45.6%、75%に上った。奇抜な演出には制作側の制作本数の追求や出演者の知名度アップ、テレビ局の視聴率競争などの思惑がからんでおり、当局が規制しても抑えきれていないのが現状だ。

抗日神ドラマの特徴として「戦争のゲーム化」「中国軍の偶像化」「友軍の弱者化」「日本軍の愚鈍化」の4点を指摘する声もあり、同メディアは「視聴者に対する明らかな侮辱だ」として当局や制作者側に対応を呼び掛けている。

これに対し、中国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せている。

「これって中国版SFドラマじゃないの?」

「日本鬼子(日本の蔑称)が倒せるんだから、このままでいいと思う」

「そういえば“俺の祖父は9歳の時に日本軍の手にかけられた”っていうせりふがあったな」

「歴史歪曲って答えたのは、たった半分?」

「幼い頃は日本人が馬鹿だって信じていた」

「確かに馬鹿な日本軍に勝ったって面白くもなんともない」

「神ドラマを見過ぎると頭が悪くなるってことだね」

「ドラマは十分な存在価値があるよ。一部の人間の虚栄心を満たしてくれる」

「歴史の歪曲とか、市民に誤解を与えるとか…これって法律で罰せられるべき問題ではないだろうか?」

「歴史歪曲という意味では、抗日神ドラマも日本の歴史否定主義者も違いはない」(翻訳・編集/野谷

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