「国の威信のため、国民に負担を強いた」軍事パレード当日の快晴、人工的につくられたのか?―中国

Record China    2015年9月3日(木) 12時13分

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3日、中国では抗日戦争に勝利した日からちょうど70年という節目の日を迎えた。首都の北京では各国の来賓を招いてこれを記念する式典が催され、大規模な軍事パレードが行われた。

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2015年9月3日、中国では抗日戦争に勝利した日からちょうど70年という節目の日を迎えた。首都の北京では各国の来賓を招いてこれを記念する式典が催され、大規模な軍事パレードが行われた。

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このところ北京では雨が続いており、パレード前日から突然、晴天に転じた。このため、当局が何らかの手段を用いて天候を操作したのではないかとの声も上がっている。中国気象局は2日、こうした声に対して「おてんとうさまがこうなるように仕向けてくださった」と発表し、自然現象であることを強調している。

晴れのパレードのために、中国の関連当局は最高の青空を演出しようと事前にさまざまな対策を打ってきた。北京市と周辺では工場や工事現場の稼働をストップし、交通量を制限するなどして大気状況の改善に努めた。その成果もあってか、本番当日の北京は抜けるような青空に包まれている。

中国では過去に、北京五輪やAPECなど世界的に重要なイベントを主催するにあたり、澄み切った青空を演出するために今回と同様の措置をとってきた。こうした措置について、米国際放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は中国語版サイトでアンケートを実施。「軍事パレードブルー、五輪ブルー、APECブルーは何を示していると思いますか?」と問いかけた。

結果、実に91.1%の回答者が「国のイメージや外賓のためならば、政府はその労力も惜しまず、国民の負担も気にしない」と回答。残り5.2%は「大きなことを成し遂げるために力を合わせることについては、国民も支持する」、3.6%は「国民に負担は強いるものの、大気汚染改善は国民にも利をもたらしている」と回答している。(翻訳・編集/愛玉)

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