馬英九総統「悲しく、遺憾」=台湾与党の名誉主席、中国の軍事パレードで国家元首クラスの厚遇受ける―台湾メディア

Record China    2015年9月4日(金) 16時52分

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3日深夜、台湾与党・国民党の名誉主席である連戦氏が夫人を伴って中国から帰国した。連氏は同日午前、北京で行われた抗日戦争勝利70周年記念式典に出席していた。写真は軍事パレード当日の外賓。

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2015年9月3日深夜、台湾与党・国民党の名誉主席である連戦(リエン・ジャン)氏が夫人を伴って中国から帰国した。連氏は同日午前、北京で行われた抗日戦争勝利70周年記念式典に出席していた。台湾の政界からは同氏のこの行動に対して批判が噴出している。台湾紙・中国新聞やテレビ局・東森電視が伝えた。

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連戦氏は3日、ロシアプーチン大統領や韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領とともに、習近平(シー・ジンピン)中国国家主席と同じ最前列で軍事パレードを参観するという「国家元首クラス」の厚遇を受けた。

共産党政権である現在の中国が「抗日戦争への勝利」を記念する式典を実施することについて、台湾の馬英九(マー・インジウ)総統は「抗日戦争を主導し、勝利したのは(当時の政権を握っていた)国民党であり、共産党ではない」という立場を堅持している。連戦氏が軍事パレードへの出席を決めたことについては、「国家の立場をかい離し、国民の期待に背いた行為。非常に悲しいことであり、遺憾である」と、総統府報道官を通して発言した。国民党の立法委員(国会議員に相当)らからも、「同氏を処罰すべき」との声が上がっている。

そんな政界からの批判の声もものともしていないのか、台湾の桃園国際空港に帰着した連氏の表情は終始笑顔。明るく、リラックスしていた。空港には反中を掲げる台湾野党・台湾団結聯盟の党員らが抗議のために待ち構えていたが、連氏の到着予定時間3時間前から空港警察が厳重な警備体制を敷いており、スローガンを掲げて連氏に詰め寄る彼らを完全に制止した。(翻訳・編集/愛玉)

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