インドネシアの高速鉄道白紙撤回、日中の争いはさらに激化=それでも中国有利の理由とは?―中国メディア

Record China    2015年9月8日(火) 8時34分

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7日、観察者網は中国社会科学院アジア太平洋・世界戦略研究院の首席研究員・許利平氏の評論記事「インドネシアの高速鉄道計画が白紙撤回され、日中の受注競争はさらに激化するか」と題する記事を掲載した。写真は中国の高速鉄道。

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2015年9月7日、観察者網は中国社会科学院アジア太平洋・世界戦略研究院の首席研究員・許利平(シュー・リーピン)氏の評論記事「インドネシアの高速鉄道計画が白紙撤回され、日中の受注競争はさらに激化するか」と題する記事を掲載した。

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インドネシアの高速鉄道計画は本当に白紙撤回されたのか。インドネシア政府の発表をみると、撤回というより「項目の修正」だろう。4日にジョコ大統領が発表した声明には「国家予算を使わない中速鉄道の建設」、「引き続き高速鉄道建設についての調査を継続する」ことなどが盛り込まれた。

声明を見る限り、インドネシア政府は高速鉄道の建設そのものには反対していない。ただ建設には膨大な資金が必要で、政府の財政負担も巨額になることが予想されるため、今回の計画は見送った。日中双方から恨みを買うことを避けたのだ。

将来的にインドネシアは日中どちらを選ぶのか。鍵は今後インドネシアをどれだけ支援できるかにある。担保を求める日本に比べ、求めない中国が有利なのは確かだ。日中の争いは今後一層激しくなることが予想される。(翻訳・編集/大宮)

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