Record China 2015年9月11日(金) 18時34分
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8日、科技日報は記事「韓国造船業の深刻な危機」を掲載した。世界経済の低迷、原油価格の下落、中国の台頭、そして国内のストライキ…。四面楚歌(そか)の韓国造船業が苦しんでいる。資料写真。
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2015年9月8日、科技日報は記事「韓国造船業の深刻な危機」を掲載した。
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2015年、韓国造船業のビッグ3、現代重工、大宇造船、サムスン重工はいずれも赤字に苦しんでいる。第2四半期の赤字は合計で4兆7500億ウォン(約4790億円)に達している。造船業は「漢江の奇跡」、すなわち韓国経済の飛躍的な成長における主力産業であった。危機の発端は08年の世界金融危機だ。
世界経済の低迷に伴い船舶需要は大きく減少した。さらに中国との競争も激化し、受注単価も下がった。韓国企業は中国との競合しない海洋石油採掘プラットフォームに力を注いだが、石油価格低迷に伴いこの分野も落ち込んでいる。
こうした外患に加え、内憂も見過ごせない問題だ。14年11月には現代重工で昇給、福利厚生充実を求めるストライキが起きた。労使交渉の結果、給与引き上げが認められた。その後、現代重工とサムスン重工の労働組合もデモを実施しストライキの可能性を示唆している。
内憂外患に苦しむ韓国造船業。厳しい冬の到来となった。(翻訳・編集/増田聡太郎)
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