2015年9月9日、韓国・聯合ニュースによると、中東呼吸器症候群（MERS）の影響で韓国を訪れる外国人が急減し、6〜8月の韓国観光業の損失が19億ドル（約2290億円）に達するとの分析結果が出た。

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国会教育文化体育観光委員会所属の尹官石（ユン・グァンソク）議員によると、今年6〜8月の訪韓外国人観光客は247万人で、昨年同期（408万人）と比べて約40％も減少した。今年1〜5月に韓国を訪れた外国人観光客の支出額は1人当たり平均1200ドルで、これを基準に推計すると、6〜8月の観光業の損失は19億3383万ドルに上るという。MERSが終息局面に入った8月も、外国人観光客は昨年同期比25％減少。尹議員は「政府の今年の外国人観光客誘致目標である1550万人を達成するのは難しい」と明らかにした。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「経済学の博士が保健福祉部長官を務め、大統領は存在感がまるでない。無能で無責任な政府のせいだ」

「MERSを拡散させた人間らが責任を取るべき」

「MERS拡散は政府にも責任はあるが、一番の原因はメディア。地下鉄に乗っただけでもMERSにかかるなどと報じたメディアは反省するべき」

「19億ドルで済むの？食堂を経営していたが、MERSのせいで店をたたむことになった知人が2人もいる。政府がしっかり対応していれば、そのようなことにはならなかった。韓国がまだ未熟な国ということが証明された」

「全ては後手後手の対応をした朴大統領の責任なのに、勝手に臨時公休日を作り、国民に『金を使え』と要求する。今の政府は最低だ」

「観光業だけか？韓国の品格も下がった」

「朴大統領は自分と政府の人間さえ元気ならそれでいいと考えている」（翻訳・編集/堂本）