韓国ドラマ、中国人ファンを留めるため「撮りながら放送」放棄―中国紙

Record China    2015年9月25日(金) 0時28分

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23日、業界では「外国作品制限令」とも呼ばれる「国家新聞出版広電総局インターネット国外ドラマ管理に関する規定の通知」が正式に実施された。

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2015年9月23日、業界では「外国作品制限令」とも呼ばれる「国家新聞出版広電総局インターネット国外ドラマ管理に関する規定の通知」(以下「通知」とする)が正式に実施された。この「通知」に基づき、新しくネット上で上映される国外の動画作品は「全話揃った」字幕入りのものでなくてはならず、審査を経て許可証を取得してからの上映となる。新京報が伝えた。

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ネットで人気を集める韓国ドラマは、この変革で様々な影響を受けているようだ。中韓両国のオンライン放送時間が同時でなくなることで、韓国ドラマの著作権料は下がり、今年の韓国ドラマの動画サイトに占める割合も顕著に縮小した。韓国ドラマの視聴に「時差」が生まれたことで、韓国側も相応の調整を行い、一部韓国ドラマは「撮りながら放送」モデルを諦め、完成作品を中国に輸出する方式に切り替える。これにはイ・ヨンエの復帰作「師任堂the Herstory」やソン・ヘギョの新作「太陽の末裔」なども含まれる。

▼著作権料激減、それでもキム・スヒョンは依然集金の切り札

テンセント娯楽白書2014」によると、韓国ドラマのネット著作権料はバブルの様相を呈していた。2013年以前の韓国ドラマの1話あたりの価格は4000元(約7万5000円)未満であったが、2013年末に「相続者たち」が大ブレイクすると、同作品の著作権料は1話あたり9万元(約170万円)に急騰し、2014年の「星から来たあなた」に至っては1話18万5000元(約350万円)にまで上昇、それまでの韓国ドラマの全体的情況を大きく変えた。しかし、「外国作品制限令」の実施後、この価格は大きく下落、キム・スヒョンの復帰作「プロデューサー」だけが市場で高い著作権料をキープした。

▼一部新作韓国ドラマは「撮りながら放送」を放棄

韓国ドラマも中国市場にマッチする努力を重ねている。韓国「アジア経済」の報道によると、一部韓国ドラマは「撮りながら放送」モデルを放棄、完成作品を中国に輸出する方式に切り替えるという。これにはイ・ヨンエの復帰作「師任堂the Herstory」やソン・ヘギョの新作「太陽の末裔」、韓国版「歩歩驚心」なども含まれる。中でも「太陽の末裔」は韓国KBSテレビが初めて制作した完成作品で、放送時間は9月から来年1月に延期され、中国と韓国での同時放送となった。(提供/人民網日本語版・翻訳/IM・編集/武藤)

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