習近平主席の少年時代をトップ記事で特集、「はにかみ屋のスクールボーイが街に生還」=13歳当時の写真付きで―ニューヨークタイムズ国際版

八牧浩行    2015年9月25日(金) 20時15分

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25日付のニューヨークタイムズ国際版は1面トップで、習近平中国国家主席について、「はにかみ屋のスクールボーイが街に生還」と題した特集記事を、13歳のあどけない少年時代の大きな写真とともに掲載した。

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2015年9月25日付のニューヨークタイムズ国際版は1面トップで、訪米中の習近平中国国家主席について、「はにかみ屋のスクールボーイが街に生還」と題した特集記事を、13歳のあどけない少年時代の大きな写真とともに掲載した。

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写真は「文化大革命」の混乱時代の1972年に北京で撮影されたもので、習近平は「細身のはにかみ屋の少年だった」という。同紙は、共産党の高級幹部だった父・習仲勲が数年前に失脚、紅衛兵によってその息子も反革命分子として捜索され、少年刑務所に送られそうになったこともある、と紹介。下放(知識青年が農作業など肉体労働を通して農民の苦労を理解する)の厳しい実態にも触れている。2002年のあるインタビューで「当時、私が過激派を怒らせた際、彼らは私のすべてが悪いと非難した」体験を明かしたと記している。

記事は、下放による家族離散によって困難を余儀なくされた習近平が、父の復権や共産党での自身の活動により国家主席に上り詰めるまでの半生をたどっている。(八牧浩行

■筆者プロフィール:八牧浩行

1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務めたほか、欧州、米国、アフリカ、中東、アジア諸国を取材。英国・サッチャー首相、中国・李鵬首相をはじめ多くの首脳と会見。東京都日中友好協会特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著・共著に「中国危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外国為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。

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