2015年9月28日、南方都市報によると、中国外交部の李軍華（リー・ジュンホア）国際合作司司長は、米ニューヨークの国連本部で「世界女性サミット」を主催した中国の習近平（シー・ジンピン）国家主席を「恥知らずだ」と批判したヒラリー・クリントン前米国務長官の発言に反論した。

【その他の写真】

クリントン氏は27日、ツイッターで、世界女性サミットを主催した習氏を「女性の権利を訴える人々を迫害しながら、国連で女性の権利に関する会議を主催するのか。恥知らずだ」と痛烈に批判した。中国では今年3月、「反セクハラ」などを訴える女性活動家5人が拘束された。5人は1カ月余りで解放されたが、公安当局の監視や圧力は続いている。

李氏は、こうした批判について、「女性活動家が拘束されたのは、女性の権利を求める活動を行ったことによるものではなく、中国の法律法規に違反したためだ」とした上で、「中国は、女性の発展の促進と保護に国を挙げて賛同している」と述べた。（翻訳・編集/柳川）