2015年10月2日、韓国・聯合ニュースは、今春、韓国のある結婚式場で行われた不思議な結婚式について報じた。ウエディングドレスを着て新郎と並んで婚姻誓約の場に立ったのは、新婦の姉だったのだ。

【その他の写真】

結婚資金を稼ごうと振り込め詐欺に加担した27歳の女が、自身の結婚式前日に逮捕され、やむなく姉を偽の花嫁に仕立てて式が行われたことが裁判で明らかになった。女の家族は突然の逮捕に動揺しながらも、結婚式を取りやめて新郎や関係者に恥をかかせるわけにはいかないと考え、既婚者の姉が急きょ新婦役となり、何とか式は無事に終わった。

1審で懲役2年の判決を受けていた女に対しては2日、懲役1年6カ月の控訴審判決が出た。一方、新郎は1審の際に情状酌量を求める嘆願書まで出していたが、後に両親の強い反対もあり、2人の結婚は破談になったという。

これについて、韓国のネットユーザーからは次のようなコメントが寄せられている。

「驚くべきストーリーだ」

「幼稚な行動で一生を棒に振ったね」

「こういうのをまさに、世も末と言う」

「逮捕された妹の代わりに姉を出して挙式とは、想像を超える一家だ」

「新郎に対する配慮より、娘の罪がばれるのが嫌だったんだろう。ご祝儀は受け取ったのかな？」

「こんな結婚は余計に恥だよ。むしろ式の前に逮捕されて良かった」

「招待客をこうしてだましたなんて、新婦の家族みんなが詐欺気質だね」

「大事を前にしたら、より行動に気を付けるべき」

「あきれて言葉が出ない」

「この結婚は当然取り消すべき。恥は一時だけど、配偶者の前科は一生ついて回る」

「婚姻届を出してなかったにしても、結婚式もして破談になったなんて、男の方の被害は相当だね」（翻訳・編集/和氣）