2015年10月3日、独国際ラジオ放送ドイチェ・ヴェレ（中国語電子版）は、中国の国慶節（建国記念日）の大型連休をめぐり、中国のネット上で「中国人観光客が東京に大挙押し寄せ」と「香港の最悪のゴールデンウィーク」の2つの話題が取りざたされていると報じた。

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日本など外国に熱を入れる人々に対し、中国のネット上では「外国賛美」「売国奴」などと批判的な見方が多数を占める。だが、日本で「爆買い」している、ある中国人観光客は「その原因は国内の劣悪な環境にある」と別の見方を示している。

日本を訪れ、ショッピングに興じるある女性観光客は、「この大型連休中は、人が多いと言っても国内ほどではない」と話す。日本の観光地に行けば確かに中国人が多いが、繁華街などのデパートや小売店は中国人でごった返しているわけでもなく、レジに長蛇の列ができているわけでもない。店内には中国語の案内もあり、接客態度も良く、「日本の化粧品は実用的で使いやすく、安心感もあり、みやげに頼まれることが多い」と話す。

一方、国慶節当日の香港は、通常の週末と同様の静けさだった。ある商店主は「最悪のゴールデンウィークだ」と話す。香港が中国本土の観光客の人気を失ったのは「当然の報い」とする見方が、中国のネット上では少なくない。（翻訳・編集/岡田）