ゴミの引き上げ作業の“成果”? これでは「長江」がかわいそう

Record China    2006年7月4日(火) 15時23分

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凄まじいゴミの量、ゴミを懸命に引き上げる作業員。

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2006年7月4日、湖北省(こほくしょう)宜昌(イーチャン)にある葛洲(グァーチャオ)ダムの上流で、建築機電分公司の従業員たちが川に浮かぶゴミの引き上げ作業を行った。ゴミ大量発生の原因は、6月に入ってから長江上流域で大雨が降り続き、その影響で洪水が発生、およそ10〜20万m3の浮遊物が流されてきたため。毎年、雨期になると長江にゴミが浮遊するという光景を目にするが、大規模な清掃作業が実施されたのは今回が初めてのこと。

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これは、三峡ダム本体の完成を受けて、ダムの電気設備の安全運転および船舶の安全運航を守るため、政府主導のもと「長江保護運動」が推進されるようになったため。今回のゴミ引き上げ作業もその一環として行われたもので、建築機電分公司は、長江流域にある三峡ダムの建設を担当した長江三峡水電工程有限公司の子会社にあたる。しかし、この「長江のゴミ問題」、廃棄物規制など、一朝一夕には解決できない多くの課題を抱えている。根本的な解決をみるには、まだまだ時間を要するだろう。なお、電力、水運の発展、洪水の抑制などを目標とした、三峡ダムの全計画は2009年に完成を予定している。

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