2015年10月6日、韓国・ニュース1によると、韓国のファストフードチェーン・ロッテリアが行っていたチキンの出前サービスを、「市場を侵食している」との批判を受け全面的に中止する方針を固めた。

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韓国ロッテグループの辛東彬（シン・ドンビン）会長が、先月17日に韓国国会で受けた指摘についてこのほど書面で回答したことが分かった。ロッテリアの直営店ではチキンの出前広告を全面的に中止、加盟店には出前の自粛を求める方針だ。

また、小規模飲食店のマーケットを侵害するとして批判を受けた「韓国料理ビュッフェ」事業についても中止することとした。代わりに空港や鉄道駅、高速道路のサービスエリアなどに複合的な外食空間を設け、若者の起業を支援するという。

出前やテイクアウトの文化が発達した韓国では、大手飲食チェーンが出前事業に参入することも自然な流れに思えるが、小さな飲食店にも一般化しているサービスだからこそ逆に批判が強まったのかもしれない。

この報道に、韓国のネットユーザーからは次のようなコメントが寄せられている。

「ロッテは完全なる日本企業だ」

「小規模店だけでなく、韓国のマーケットを侵害している」

「日本企業かどうかは別にして、小規模店の商圏を侵害するなら規制すべきだ」

「ロッテリアなんてむちゃくちゃまずいのに、出前まで頼む人がいたんだね」

「韓国は日本の植民地ではなくなったのに、市場は日本企業のロッテに植民地化されている」

「出前を続けて。市場での競争をさせるべき」

「市場経済ではこれは逆差別。それに、消費者の選択権を侵害している」

「小規模店の商圏侵害は、ロッテだけがやっているわけじゃない」

「韓国は資本主義国家だと思ってたのに、いつから社会主義国になったんだ？中国共産党もやらないようなことを、韓国の国会がやっている」

「ロッテリアは安くて良かったのに」

「ロッテリアで唯一、チキンだけは食べてたんだけどな」（翻訳・編集/和氣）