2015年10月7日、中国人女性学者によるノーベル医学生理学賞受賞について、米中日韓のネットユーザーから絶賛の声が寄せられている中で、「アイドルを夢見る国に未来はないのか？」（韓国）「中国科学院会員でもないってところがすごい！」（日本）など国情がにじみ出たコメントも見られるところが面白い。

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スウェーデンのカロリンスカ研究所は5日、2015年のノーベル医学生理学賞を中医（中国医学）学者の屠●●（トゥ・ヨウヨウ。●＝口へんに幼）氏など3人に授与すると発表した。屠氏は薬草からマラリア特効薬アルテミシニンの成分の抽出に成功したほか、長年にわたり中国医学と西洋医学の融合に関する研究を行ってきた。中国本土の科学者が自然医学・医学分野でノーベル賞を受賞するのは初めて。

受賞国・中国のネットユーザーからは、「中国の誇り！」「すごいぞ！感動した」「米国籍の華人ではなく、正真正銘の中国人！」「おれたち中国人はますますすごくなっている」「これからはアジアの時代だ」など高揚したコメントが相次いだ。米国ネットからも「これらの薬は本当に必要とされているものだ。3人におめでとうと言いたい」と祝福を受けた。

一方、韓国や日本のネットからはやや斜に構えたコメントが寄せられている。「日本の基礎科学は韓国よりも100年先を行っているから納得できるが、中国は本当に意外だ。正直うらやましい」「韓国は『とにかく英語を勉強しなさい』と言うから、科学分野での受賞は絶対にないだろう」「周辺の国はみんな受賞しているというのに、韓国は一体何をしているんだ？アイドルを夢見る国に未来はないのだろうか？」と韓国ネット。日本からは「個人がもらった賞なんだけど、（なぜ）国や党が取ったような報道になるのかなあ？」「国内で全く評価されなかった人がいきなりノーベル賞を受賞したんだから中国政府は赤っ恥だろう」「おめでとう。中国科学院会員でないってところがすごい！」とひねりの効いた声が寄せられている。（編集/長澤）