2015年11月1日、韓国・毎日経済はこのほど、顧客によるパワハラが社会問題化している韓国で、ある会社が掲示したサービス案内文が注目を集めていると伝えた。

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韓国の弁当チェーン・スノーフォックスのキム・スンホ社長が10月29日、「公正サービス権利の案内」と題した文書をSNSで発信した。これには次のような内容が書かれている。「当社の従業員がお客様に無礼な行動をした場合は従業員を解雇します。しかし、従業員に対し無礼な行動をされた場合はお客様を追い出します。わが社の従業員は感謝を込めてサービスを提供しますが、無礼な顧客にまでそうした対応をするようには教えません」。

韓国では顧客による店員などへのパワハラ行為がたびたび問題になっており、デパート店員が客に土下座謝罪する動画がネットなどで拡散し、大きな話題となったばかり。今回のSNSの案内文も韓国のネットユーザーの反響を呼び、この報道には絶賛のコメントが数多く寄せられた。

「同感。従業員も、誰かにとっては大切な息子や娘に違いないからね」

「グッド！」

「お客様は王様なんていう古い考えはもうなくそう」

「格好いい。そう来なくっちゃ。無礼な客まで王様だなんていう考えは間違ってる」

「これからここのお弁当を買おう」

「その通り。顧客と店員の間に上下関係は成り立たない」

「立派な選択だ。きちんとした人格でなければ、人間としてもてなされないのは当然」

「先進国では売り場でパワハラなんかしたら、他の客の安全のためと言ってすぐに追い出されるよ。それに、先進国のお年寄りは礼儀もちゃんとしてる」

「社長、これからもついて行きます！」

「こういう方針が全業界に広まってくれればいいな」

「互いが互いを尊重してこそ、社会が少しずつ明るくなっていくはず」

「客の前で腰を低くして注文を受けるようなサービスも、もうやめよう。罪人じゃないんだし、立ったままでも、丁寧に親切に対応すれば十分」

「たった10ウォン（約1円）くらいの物を買ってもパワハラするのが韓国人。庶民からして、平等や公平に関する考えが甘い」（翻訳・編集/和氣）