中国内需市場、韓国がライバル・日本の優位に立つためには中韓FTAの早期発効が必要―韓国紙

Record China    2015年10月15日(木) 6時20分

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14日、環球網は「中韓FTAの年内批准が韓国経済に新たな成長の機会を与える」とする韓国メディアの記事を紹介した。写真はソウル。

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2015年10月14日、環球網は「中韓FTAの年内批准が韓国経済に新たな成長の機会を与える」とする韓国メディアの記事を紹介した。

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韓国紙・中央日報が13日付けで掲載したもので、記事はまず「対外依存度が80%に上る韓国経済が活力を取り戻すには輸出拡大が欠かせない」と指摘。その上で、輸出不振を解決すべく韓国政府はあらゆる努力をしているが、中国、ベトナム、ニュージーランドとの自由貿易協定(FTA)が早期に発効すれば韓国経済に新たな成長の機会をもたらすとし、中韓FTAの早期発効に向けた韓国政府の動きを紹介している。

また、「農水産物市場の開放を懸念する声があるが、中韓FTAの農水産物分野の開放レベルは韓国が結んできた全てのFTAの中で最低の水準だ」と、損失を極力防ぐものと評価。中韓FTAは韓国企業による中国の消費財市場進出を助け、部品など中間財に偏った両国の貿易構造が大幅に改善されるとも指摘し、「中韓FTAが年内に発効した場合、ファッション、ベビー用品、家電など高い技術力を持つ中小企業が恩恵を享受できる」との見通しを示している。

さらに、日米両国が主導する環太平洋連携協定(TPP)が大筋合意したことに言及し、日中韓が参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の交渉も加速していると説明。「日本と競争関係にある韓国が中韓FTAを通じて中国の内需市場先取りを確保したいと考えるのであれば、中韓FTAの早期発効が必要だ」と述べ、年内の批准が実現しなければFTAの効果が半減すると指摘している。(翻訳・編集/野谷

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