大学教員8000人を増員、企業勤務者など実践力のある人材を確保―上海市

2007年10月19日、上海市教育委員会は2010年までの「上海市大学教員組織計画大綱」を発表した。欠員を補充するため、企業など社会各界から大学教員を補充することを明らかにした。

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大綱によると、2010年には上海の一般大学の学生数は60万人に達する。学生16人あたりに教員1人という基準を満たすためには、専任教員は3万7500人必要となり、8226人が不足しているという。この教員不足を解決するためには、企業・研究機関・政府機関から学識豊富かつ経験豊かな教員をスカウトすることが求められる。現在は自校の卒業生をそのまま教員として採用するケースが多いが、就職に即応できるよう実践的な能力を持った教員が必要とされている。

また人的資源の有効な活用が必要だとして、解雇・転職などを活発化する大学教員の人材市場の整備が必要だと指摘している。（翻訳・編集/KT）