中国が40年前に国連に寄贈した象牙の彫刻=「いつの間にか姿消す」と米メディアが注目

Record China    2015年10月25日(日) 2時30分

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22日、先月の米中首脳会談で両国は、象牙の輸出入を含む商業取引を禁止することで合意したが、国連に飾られていた中国寄贈の象牙彫刻品が姿を消したことに米メディアが注目した。写真は国連本部。

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2015年10月22日、先月の米中首脳会談で両国は、象牙の輸出入を含む商業取引を禁止することで合意したが、国連に飾られていた中国寄贈の象牙彫刻品が姿を消したことに米メディアが注目した。環球時報が伝えた。

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米ラジオ局・ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトは21日、中国が1974年に国連に寄贈し米国本部に飾られていた象牙の彫刻品である「成昆鉄道」がいつの間にか姿を消したと報道。

成昆鉄道(四川省成都市と雲南省昆明市を結ぶ全長約1100キロの山岳鉄道)は、米アポロが持ち帰った月の石、ロシアがソ連時代に初めて製造した人工衛星と共に20世紀を代表する物として国連に評価された。

報道によると、成昆鉄道をテーマにした象牙の彫刻品は2013年の国連本部ビルの改修の際、国連に常駐する中国代表団が引き取った。同代表団によると、象牙の彫刻品に破損が見られ、代替品の寄贈を提案。そして代替品として国連創設70年を記念した「和平尊」を今年9月に贈呈した。「和平尊」は中国の古代青銅器のなかの「尊」をベースに、中国の国連に対する「重視と支持」を表現している。(翻訳・編集/内山)

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