2015年10月23日、韓国でアップル社のスマートフォン「iPhone6s」「iPhone6s Plus」の発売が開始され、各販売店には朝から客の長い列ができた。韓国・聯合ニュースなどの報道によると、通信会社KTでの第1号購入者は、2日前から野宿し発売を待っていたという。

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KTでの最初の購入者、キム・ジョンピルさん（33）、ペ・ウンヒさん（30）夫婦は、購入順に受けられる通信料無料サービスなどを目当てに、21日午後6時ごろからソウル中心部の売り場前で発売を待った。2泊3日もの「待ち時間」は、韓国のiPhone発売イベント史上最も長いという。妻のペさんは、「2日間の休暇を取って、付き添ってくれた夫と共に第1号の加入者になれてとてもうれしい」と喜びを語った。

KT側は野宿で発売を待つ客のため、売り場近くにテントを設置するなどして対応した。

こうした様子を、あるメディアは「今年も珍風景が繰り広げられた」と伝え、また、「ここ数日の大気汚染もどこ吹く風」といった表現をする記事もあった。

これに韓国のネットユーザーからは、「野宿が自慢か？」「情けない」「夫婦でよくやるよ」「こんなどうでもいいことに夢中になる人がいるなんて」「どう考えてもカモにされてる気がする」「かなり深刻な状態」「他にやることがないのか」など冷めた意見が数多く寄せられている。

また、「選挙で投票するときもそうやって並んでは？」「そんな時間があるなら両親に尽くしてあげて」「休暇を与えた社長がこの記事を見て解雇するんじゃないか？」などのコメントもあった。（翻訳・編集/和氣）