2015年10月27日、韓国・聯合ニュースによると、韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領が演説の中で「歴史教育の正常化はわが世代の使命」と述べ、歴史教科書国定化への強い意思を示した。

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大統領はこの日、国会で来年度予算案施政演説を行い、「一部で歴史教科書の国定化により歴史の歪曲（わいきょく）や美化が起こるのではないかと憂慮されているが、そうした教科書が出ることは、私自身が決して看過しない」との考えを述べた。また、韓国が「援助を受ける国から援助を与える誇らしい国」になった今、「我々がすべきは、韓国の優秀性を世界に正しく伝えること」だとし、韓国人自身の歴史観確立の重要性を訴えた。

さらに、「韓国の歴史を正しく知ることができなければ、文化的にしろ経済的にしろ、他国の支配を受けかねず、民族の精神がむしばまれることにもなりかねない」と懸念を示した上で、「歴史教育を正常化させることは当然の課題であり、わが世代の使命」と強調した。

歴史教科書の国定化をめぐって政界のみならず国論が二分される中、この報道には韓国のネットユーザーから非常に多くのコメントが寄せられている。

「大統領が歴史を正せと指示するような国がどこにある？それでいて歪曲や美化は許さないなんて」

「うそで国民を脅迫している」

「日本の教科書が歪曲されてても、何も言えないくせに」

「幽体離脱話法の神髄を、ありのままに見せてくれた」

「大統領の発言を信じる人がいるかな？」

「国民をだますような行為は、国民が黙っていない」

「世論が反対しても押し通すということだね」

「誰が論争を巻き起こしたと思ってるんだ？」

「こんな人が一国の大統領だなんて」

「選んだ国民の過ちだ」

「100年後の世代があなたを正しく評価してくれるはず」

「国民投票で決めよう。その方が公正だ」（翻訳・編集/和氣）