Record China 2015年10月27日(火) 21時50分
拡大
17日、台湾で翌年1月に行われる次期総統選を前に、与党公認候補の交代劇があった。結果的に、圧倒的優勢と考えられている民進党とますます水をあけたようなかたちになっている。写真は台湾独立を掲げる旗。
(1 / 2 枚)
2015年10月17日、台湾で翌年1月に行われる次期総統選を前に、与党公認候補の交代劇があった。もともと与党の国民党と最大野党の民進党はともに女性候補を擁立しており、総統選は初の女性対決となるはずだったが、この日、国民党は臨時党大会で公認候補の差し替えを決定するという異例の事態が発生。土壇場になって党内の足並みが乱れていることが露呈し、圧倒的優勢と考えられている民進党とますます水をあけたようなかたちになった。
【その他の写真】
26日、中国共産党系新聞・環球時報は電子版上でアンケートを実施。台湾の次政権を与党が維持するか野党が奪還するかは、中国と台湾の統一問題にも大きく関わるため、「もし民進党が政権をとったら、台湾独立勢力が台頭する不安がありますか?」と質問を投げかけた。27日午後4時時点で1136人の回答を集めており、74%にあたる845人が「不安」、26%にあたる291人が「不安ではない」と回答した。それぞれの回答理由は以下の通り。
■民進党政権発足で台湾独立に「不安」
「中国と台湾が分裂し、時間がたてばたつほど台湾の人々の『統一』に対する思いは薄れていく。中国側が中台統一問題に関し、早急に何らかの明確な意思表示をしない限り、彼らの帰属意識はどんどん中国から離れていく」
「意識の上でも形の上でも、台湾独立は少しずつ着々と歩を進めている。台湾は中国に属するという意識を持っている台湾人はもはや少数だ。武力行使でもしない限り、台湾は取り戻せなくなってしまう」
「中台関係が後退し、万が一武力衝突になったらと思うと不安。一方で、実際に戦争になった場合、むしろ中台統一は迅速に実現するだろうとも思う」
「新政権が民進党政権となり、もしも彼らが台湾独立を宣言したら…台湾の人々の将来に待ち受ける境遇を心配に思う」
■民進党政権発足で台湾独立に「不安はない」
「民進党が掲げる『台湾独立』とは、麻薬のようなものだ。一見してとても聞こえのいい話だが、実際は台湾社会を崩壊に導くものになるだろう。つまり、台湾はどのみち『中国との統一』という結末しか持ち合わせていない。『健康体で中国に帰る』か『満身創痍で中国に帰るか』の違いはあるにせよ、だ」
「彼らが独立を口にしたら、それはすなわち台湾を接収する絶好の機会になる」
「つまり、民進党が独立を口にしなくなったら、それはむしろやっかいな事態だ」
「台湾人たちはもう自分たちのルーツなんてとっくに忘れている。日本やアメリカの属国だとでも考えているのだろう。今さら統一だ独立だと心配するに及ばない。すでに手遅れだ」(翻訳・編集/愛玉)
この記事のコメントを見る
Record China
2015/10/16
2015/10/8
2015/10/7
2015/10/4
2015/9/4
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る