2015年10月28日、韓国・聯合ニュースによると、起業にいかに適した環境が整っているかを示す世界銀行のビジネス環境評価において、韓国が歴代最高の世界4位を獲得した。

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世界銀行がこの日発表した15年のビジネス環境評価によると、韓国は世界189カ国中4位にランクされた。韓国は09年の19位から毎年順位を上げ続け、今年は昨年の5位から1ランクアップした。1・2位はいずれも昨年と同じくシンガポール、ニュージーランドで、3位はデンマークだった。米国は昨年と同じ7位、日本が29位から34位にランクダウンした一方、中国は90位から84位に上がった。

世界銀行は、国別の企業の創業から廃業に至る10の分野についてアンケート調査と法令分析を行い、比較・評価を行っている。

今回の韓国の高評価に対する韓国内の反応はさまざまだ。企画財政部関係者が「韓国が世界的なレベルに到達したという評価」と肯定的に受け止める一方、地方のある建設業者社長は「米国より評価が高いなど信じられない。書類を持って役所に行けば分かる」と述べ、結果に現実が反映されていないと指摘した。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「一文字抜けてる。韓国は“大”企業に良い国」「企業だけに良い国1位だ」「高学歴者を安い人件費で夜中まで働かせるんだから、そりゃあビジネス環境が良いはずだ」「企業が赤字で苦しんでたらいくらでも助けてもらえるんだから、当然だよ」など、皮肉めいたコメントが数多く寄せられた。

また、「韓国は権力者と財閥が暮らしやすい国」「足りない税収は全部庶民の財布から」「労働時間は事実上世界で不動の1位、国民の幸福度と福祉レベルは経済協力開発機構（OECD）で最下位」「結局この記事もヘル朝鮮（地獄の韓国）の宣伝だ」「資源もない国でこんな順位が出ても自慢にならない」などの声もあった。（翻訳・編集/和氣）