米国防長官、南シナ海各国に安全保障上での協力強化を呼び掛け=中国メディアは「火をつけて煽り立てる」発言と批判

Record China    2015年11月2日(月) 17時51分

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2日、中国メディア・環球網は、南シナ海で中国が造成した人工島から12カイリ以内の海域に米国が駆逐艦を航行させたことに関連し、カーター米国防長官が「火をつけて煽り立てる」発言をしたと報じた。資料写真。

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2015年11月2日、中国メディア・環球網は、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島で中国が造成した人工島から12カイリ以内の海域に米国が駆逐艦を航行させたことに関連し、カーター米国防長官が「火をつけて煽り立てる」発言をしたと報じた。

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1日付の米紙によると、同日に韓国・ソウル入りし、その後マレーシアに向かうカーター長官は記者団に、「中国による南シナ海での主権誇示などの一連の動きは論争の焦点となっている」とした上で、「地域の多くの国は米国に安全保障上の協力を強化してほしいと考えている」と述べた。

南沙諸島での米艦船航行を受け、中国外交部の張業遂(ジャン・イエスイ)副部長はボーカス駐中国米大使を呼び出して厳重に抗議した。同部の陸慷(ルー・カン)報道官は「米艦船の行動は中国の主権と安全を脅かし、地域の平和と安定を損なう」として強烈な不満と断固たる反対を示した。中国国防部の楊宇軍(ヤン・ユージュン)報道官は「米艦が断りなしに中国の南沙諸島周辺海域に進入したことは無責任なやり方だ。中国軍の国家の主権と安全を守る意志は揺るぎない。われわれは必要なすべての措置を取り、自身の安全を守る」とする談話を発表した。(翻訳・編集/柳川)

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