2015年11月2日、安倍晋三首相と朴槿恵（パク・クネ）大統領による日韓首脳会談で慰安婦問題の早期妥結に向け両国が交渉を加速することが確認されたが、この結果を受け、韓国の元慰安婦らが失望感をあらわにした。韓国・聯合ニュースが伝えた。

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この日午前、共同生活を送る「ナヌムの家」の一室に集まりテレビニュースを見守っていた元慰安婦らは、正午ごろに会談結果が伝えられると「中身のない結果だ」と声をそろえ肩を落とした。

「首脳会談の前に安倍首相と会って慰安婦問題に対する考えを聞きたい」と公言していたイ・オクソンさんは、「我慢に我慢を重ねて待ってきたのに、これ以上どうやって待てと言うのか。私たちはとにかく謝ってもらえればいいんだ」と声を上げた。「安倍首相よ、聞きなさい」と切り出したキム・クンジャさんは、「私たちには時間がない。早く解決を」と訴え、「今日は良い知らせがあるかと思っていたが、また同じだ」と落胆した様子をみせた。

この報道に、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「おばあさんたち、期待しないで。朴大統領のお父さんは日本軍の軍人だったんだから」

「おばあさんたちが生きているうちに、親日派や売国奴を追い出す自信はないね」

「歴史を歪曲（わいきょく）するような人たちに、何も期待しようがない」

「韓国は安倍首相の戦略にはめられている。年末ごろにはまた違うことを言い出すはずだ」

「日本はそんなに認めるのが嫌なのかな？」

「安倍さん、ごめんなさいの一言がそんなに大変？」

「これこそ朴槿恵の醜い戦略！安倍首相は笑っていたよ」

「交渉を加速すると言っても、いざ合意しようとしたら100年くらいたっていそうだ」

「日本はドイツではない。期待するだけ無駄だ」

「ドイツも同じだよ。力の強い国にしか公式には謝罪していない。歴史は強者が作るもの。だから韓国も力を付けないと」

「大統領！時には真理や大義を捨ててでも、こういうことを優先して交渉妥結する人こそ、真の国の統治者です」（翻訳・編集/和氣）