2015年11月3日、台湾紙・自由時報によると、今月5日よりベトナム訪問を控える中国の習近平（シー・ジンピン）国家主席に対し、地元では「習主席を歓迎しない」との声が高まっている。

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首都ハノイ市内のオペラハウス前で3日、大規模な抗議活動が行われた。参加者らは「習近平の訪越に抗議する」「中国依存に反対」などのプラカードを、額部分に大きなバツ印を書き加えた習主席の肖像写真とともに掲げていたという。習近平主席の訪越に関しては、先日も100人以上からなる活動家が連名でベトナム政府に対して抗議状を提出した。彼らは「ベトナム国民を威圧し、蔑視する隣国に対して、その首脳の訪越を拒否することは、国家にとって必要な外交措置である」と主張している。また、「ベトナム政府は世論に耳を傾けよ。国民はベトナムが中国の従属者に成り下がることを憂慮している。過度な中国依存をする現状から政府は目を覚ますべき」とも訴えた。この抗議状に対し、同国政府は声明を出していない。

ベトナム人の間では、SNSを通じて抗議の意思表示をするケースも後を絶たないという。彼らはフェイスブックなどで使用するプロフィール写真を習近平主席の顔写真に差し替え、そこに「我々はあなたを歓迎しない、ベトナムから出ていけ」などの文言が加えている。（翻訳・編集/愛玉）