2015年11月8日、韓国・聯合ニュースによると、日韓間の慰安婦問題について、岸田文雄外相が「アジア女性基金事業など、これまでの試みを考慮した上で対応策を議論する」と明らかにした。

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岸田外相は同日、日本のテレビ番組に出演し、2日に行われた日韓首脳会談で、安倍晋三首相と朴槿恵（パク・クネ）大統領が慰安婦問題の早期妥結に向けて交渉を加速化することにしたことについて、「さまざまな経路を総動員して交渉を進展させ、結論を出すよう努力したい」と述べた。また、日本がアジア女性基金をつくって被害者を支援し、日本の首相の謝罪の手紙を被害者に渡したことなどに言及し、「こうしたさまざまな対応があったことを考慮した上で、今から何ができるかを議論していきたい」と話したという。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「安倍首相と朴大統領が会談したのに、なぜ何も進展がない？」

「朴大統領が慰安婦問題をお金で解決してしまったらどうしよう？一番重要なのは、日本政府が自らの責任を認めて謝罪することなのに」

「日本政府はお金で解決できると考えているようだ。お金で韓国政府を満足させることはできるかもしれないが、韓国国民を納得させることはできない」

「日本の教科書に真実を載せると約束してほしい」

「前回と違い、今回は日本政府のお金がちゃんと被害者らのために使われる可能性が高い。慰安婦問題に対する日本政府の責任を認定するという意味でお金を払うのは良いことだが、日本政府はその対価を求めるつもりでしょ？本当に申し訳ないと思っているのか疑問だ」

「日本政府のお金で、韓国の慰安婦像の横に日本人やヨーロッパ人、東南アジア人の慰安婦被害者を象徴する像を建てよう。韓国政府は反日をあおるためでなく、世界の女性の人権を守るため、慰安婦問題を世界に広めるべき」（翻訳・編集/堂本）